事例で学ぶウェブ解析【フォトグラファー検索サイトの巻】に参加してきました。
昨日、ミヤザキカク社さん主催の『事例で学ぶウェブ解析【フォトグラファー検索サイトの巻】』に参加してきました。
この勉強会はどういうものか、ということをざっくり書くと、
『サイトのアクセスデータを見て、改善点を見つけ、改善提案資料を作り、参加者の前で発表する』
というウェブ解析の一連の流れをコンパクトに凝縮した、ウェブ解析担当者には是非参加をお勧めする勉強会です。
昨日のイベント詳細は下記をご覧下さい。
http://webmarketing.doorkeeper.jp/events/2567
この勉強会の素晴らしい点をいくつか上げると下記の5点です。
- 実際に稼働しているサイトのアクセスデータを扱うので、生の情報に触れられる
- サイトの運営担当者が参加されるので、改善提案を担当者に向かって伝えることができ、その場でフィードバックも頂ける
- 講義形式ではなく、プレゼン形式なので改善立案・資料作成・プレゼンの勉強になる
- 少人数なので、一人一人の発表とフィードバック、それらに対する議論を深く行える
- 参加者は、アクセス解析・SEO/広告・サイト運営等の実務担当者が中心なので、参加者の数だけ改善の着眼点や施策提案があり、気付きが多くとても刺激になる
普段の業務ですと、よく知っている自社・他社サイトを対象にして、計測する場所や問題を感じている場所をある程度絞った上で分析を始めたり、リソースやサイトの仕組みの都合により改善提案の幅が限られている場合が殆どですので、どうしても『作業』になりがちです。
しかし、この勉強会では、初めて見るサイトに対して分析を行い、制約条件をあまり気にせず改善提案ができるので、『創造』の部分が強くウェブ解析の楽しさを改めて実感出来ます。
さて、勉強会の内容はどうだったかというと、参加者全員が思い思いの発表を行い、議論が白熱した1時間30分でした。
一例を挙げると下記のような物がありました。
- GoogleAnalytis のデータを元に課題を見つけ、ターゲットユーザ像を想定し、スマートフォン向けに最適化されたLPを作る改善提案
- GoogleAdwords のキーワード調査ツールで流入キーワードの検索ボリュームを調べ、有益なスモールキーワードを見つけ、オーガニック流入数を倍にする改善提案
- サイトが伝えたい価値が伝わりにくい事を示し、サイトの価値をキラーコンテンツとして用意し、一見さんでもサイトを利用しやすくするコンテンツを用意する改善提案
- あえてGoogleAnalytics のデータを見ずに、サイトがユーザに提供できる付加価値を考え、ユーザがサイトを利用したくなるようにするコンテンツを用意する改善提案
- 主要以外の流入元の内容からサイト訪問者のモチベーションを想像し、サイトが提供しようとする価値とユーザが求める価値の溝を見つけ、溝を埋めるコンテンツやUIを用意する改善提案
参加者の発表を聴く度に、『そういうアプローチもあったか(あるのか)』と気付く事が多く、有意義な時間でした。
未経験者優先で参加者が埋まるのですが、是非機会があれば次回も参加したいです。
なお、ミヤザキカク社さんでは、『プレゼン合同自主トレ』という勉強会も企画されているそうです。興味のある方は是非検索してみて下さい。
補足:
勉強会後は近くのロイホで食事会でした。
その際に話題に上がっていた、『GoogleAnalyticsが付与するユーザIDを用いたミクロ分析の方法』については、このブログでより具体的に扱う予定です。